And I guess this must be...Infatuation
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チャッピーの日本公開が来月に迫っている。
年末くらいからとても楽しみにしていたがだ、 日本では配給会社が独自に編集したver.が上映されるという話があり、 少し残念に思った。 ソニー・ピクチャーズは、以下のような内容のコメントを発表している。 より多くの人に見てもらえるように、 映倫の指導をもとに、監督の許可を得た上で、日本向けに編集し直しました。 twitterなど見ていると、監督は日本独自ver.の編集を知らなかったらしく、 ネットでは、日本独自版に監督の許可があったのか無かったのか、そこも話題になっている。 監督の許可の有無は配給会社の信用問題だし、それも気になるが、 もっと興味を惹かれたのは、 日本向けに編集し直すことで、本当により多くの動員が望めるのか?という点。 暇なので、ちょっと考えてみた。 ソニー・ピクチャーズのコメントには、正式にはこのような文がある。 「(全略)より多く幅広い層のお客様にご覧になっていただくため(以下略)」 ! 全文が読みたい方はググってください。 チャッピーは、PG12だ。 今回、配給会社が映倫の指導により、より幅広い層へ映画を配給する為に日本独自の編集を施した、という情報から、 オリジナル版は映倫からR15を指定されたと仮定して話を進める。 PG12は、(12歳以下に対して保護者による指導が必要だが、)視聴の年齢制限はない。 つまり、だれでも見られる。 一方でR15は、15歳未満は視聴禁止。 つまり、15歳以上しか見られない。 だからR15ではなくPG12にすることでターゲットの母数を確保する、という考え方は、 商業的に至極当然だと思う。 ここで考えたいのが、チャッピーの視聴層と、年齢についての関係だ。 チャッピーのターゲットがどの年齢層にあるのか、私は知らないが、 配給会社がつけたキャッチコピーは以下の通り 『第9地区』監督が描く人工知能「AI」 真っ先に、監督について触れている。 「AI」の映画である、という内容よりも、監督を重視しているこのキャッチコピーから、 配給会社が監督のネームバリューに期待していることが推測できるのではないだろうか。 ここまで、個人的な考えや勝手な仮定をいれて文章を書いてきたが、 ここからはさらに個人的な意見が加速。 第9地区は、個人的には面白スプラッタSFに分類している。 暴力を含めて、決して快いとは言えない描写がたくさんあるが、とても面白い。 あの映画が好きな人の中で、15歳未満の割合がどの程度あるのだろう。 チャッピー観たい!けど15歳未満だから観に行けない。。。 という人と、 チャッピー観たい!けど、あの監督が好きなのに、 監督が編集したオリジナル版が観られないのであれば、観に行かない。。。 という人と、どちらが多いのだろう。 ! まぁ、どちらにしてもボリュームゾーンではないと思うけど。 個人的には、 日本独自の編集をしてPG12にするより、 オリジナル版をR15で上映した方が興業は良くなるのでは? と思っている。 しかし、ソニー・ピクチャーズがPG12を優先したということは、 そっちの方が儲かるんでしょう、きっと。 でも、私はオリジナル版が観たいぞ! ! ちなみに、チャッピーはプロモーションイメージも、予告編も、アメリカと日本で異なっている。 ! 日本の予告編のラストでチャッピーが犬をなでる「心温まるシーン」があるが、 ! オリジナルの予告編にはそんなシーンはない。 ! こうしたプロモーションを含めて、日本の市場に商品を適合させるのは当然だけど、 ! 映画好きなら、監督の想いが詰まった作品を観たいと思うのも、また当然。 スポンサーサイト
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